1300年前に築いた古代山城「鞠智城」(熊本県山鹿市)

  • 2015.5.5
  • 熊本県山鹿市
  • たび

熊本県山鹿市の国指定史跡、鞠智城跡を訪れました。ここは、大和朝廷が約1300年前に築いた古代山城。663年の「白村江の戦い」で唐・新羅の連合軍に敗れた大和朝廷(政権)が、日本列島への侵攻に備えて築いた城の一つで、九州を統治していた大宰府、大宰府を守るために築かれた大野城、基肄(きい)城に武器や食料を補給する支援基地だったそうです。

鞠智城跡でひときわ目を引くのが、珍しい八角形建物(鼓楼)跡。このような建物は国内の古代山城では例を見ず、韓国の二聖(イーソン)山城で同じようなものがあるとか。高さ15.8m。ここで鼓の音を鳴り響かせて時を知らせたり、敵の侵攻を見張っていたのでしょうか。

鞠智城のシンボルとして、「鞠智城温故創生之碑」が建てられています。

遠く故郷を離れてやってきた防人(中央)の前には、その妻と子、築城を指導したといわれる百済の貴族の姿もあります。

展望所に行くと、なるほど、この地に基地をつくったことが分かるような気がします。訪れた日はあいにくの天気でしたが、晴れた日にははるか遠く雲仙普賢岳を見ることできるそうです。

1300年前の人たちは、この地でどのような思いを抱きながら過ごしていたのでしょうか。目を閉じて歴史に思いをはせると、唐と新羅の連合軍が攻めてくるかもしれない恐れや、国を守らなければという強い思いが共感できるような気がしました。

博物館や美術館もいいですが、外の空気を吸いながら、歴史を感じられる場所に足を運ぶのもやっぱりいいですね。

※情報は2015.5.5時点のものです

歴史公園鞠智城

住所熊本県山鹿市菊鹿町米原443-1
TEL0968-48-3178(温故創生館)
URLhttp://www.kofunkan.pref.kumamoto.jp/kikuchijo/

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