【コロンビア旅行記】コーヒーに麻薬!?あり得ませんから!

女王が珍国訪問する時に大っ嫌いなのが空港。

セーシェルの空港では麻薬の運び屋に間違われ、2時間以上も荷物検査をされたり、トルクメニスタンの空港では麻薬の運び屋で捕まった犯人の尋問の様子を撮影したビデオを延々と見せられたり、アフリカ各国ではいろんな国で飛行機に乗るのに、空港係員にお金を払わないと飛行機に乗せてもらえなかったり、コンゴ(アフリカ)では同行者がいたのだが、わざと仲間と引き離し、シャッターを閉めるみたいな感じで鉄柵みたいなのをドーンと降ろされ、「あいつらと一緒に飛行機に乗りたきゃ、金払え!」と脅されたり、とにかく珍国の空港(特にアフリカ)は何が起きるか分からないから、本当に嫌なのだ!

 

日本では考えられないような出来事を挙げるとキリがないが、実際にモノを傷付けられたのは今のところ、ここだけ。

ただ、この国は珍国ではない。

誰もが知ってる国 「コロンビア」

そうせざるを得ない状況は分かっているのだが、やっぱり腹が立つものは、腹が立つ!

 

今日はそんなコロンビアでの出来事を綴りたい。

その前にコロンビア滞在中のことも少しお話したいと思う。

コロンビアは南米大陸の左上に位置する。

南米の中でも誘拐が多いのと麻薬犯罪が多いことで有名。

南米の中でも誘拐が多いのと麻薬犯罪が多いことで有名。

南米は歴史的な政治的背景が大きく絡み、革命を目論むギャングやゲリラ軍の活動も活発で最悪の時よりは良くなったものの、今でも誘拐や強盗は多発。

コロンビアはコーヒーやエメラルドの生産が盛んだが、国際的に見ると治安の悪さの方が有名。

少し前に、コロンビアで8人を殺した犯人が4年で刑務所を出たというニュースがあったが、普通らしい。「普通」の違いに驚かされる。

 

女王専属の現地案内人は、ちょっと一人歩きになろうものなら「走って追いかけ来て、ピタっと傍に付く」という感じだった。

というのは、首都よりも地方都市の方が圧倒的に犯罪が多いのだが、女王が滞在した首都ボゴタでも誘拐が発生する可能性は大いにある訳だし、外国人を狙った盗難やスリは非常に多いからだ。

 

街の人たちはとっても陽気で人懐っこく、南米特有のラテン系の笑顔がすごく素敵。

なので、そういう「悪」の雰囲気は街歩きをしていると全く感じて来ないのが現状。

特に日本人は受けが良いから、治安が良いのでは?と錯覚してしまいがちなのが南米マジック…。

「ちゃいな?」と聞かれ、「No,No,ジャパニーズだよ!」と言うと

「オー!ハポネーセ!!!(ジャパニーズのスペイン語)!!!」

と子供たちが愛嬌たっぷりに言う。

子供たちの笑顔は共通の幸せ言語。見ているだけで、笑顔になれる。

子供たちの笑顔は共通の幸せ言語。見ているだけで、笑顔になれる。

黄金博物館という有名でゴージャスな博物館に並んでいた時の事。

「日本語で3人の息子達の名前を書いて欲しい」

とお父さんに頼まれ、書いてあげたこともあった。

決して上手とは言えない女王的文字だったが、紙からはみ出す勢いで大きく書くと、家族5人、とっても喜んでいた。

日本人はどこに行っても人気者である。

長男くんと次男くん。言葉は通じないけど、仲良くなって楽しいひと時を過ごした。

長男くんと次男くん。言葉は通じないけど、仲良くなって楽しいひと時を過ごした。

スペインなどのヨーロッパ統治が長かったので、雰囲気がとても良いコロンビア。

ここは統治時代の旧市街地。独特の石畳は統治時代の特徴とも言える。

ここは統治時代の旧市街地。独特の石畳は統治時代の特徴とも言える。

中心部は高層ビルが立ち並ぶ大都会。

豪華な屋根付きバス停もあり、開発がどんどん進む首都。

豪華な屋根付きバス停もあり、開発がどんどん進む首都。

国民の95%がキリスト教徒のため、歴史的で斬新な教会が数多くある。

某マンガ家「楳○か○お」さん邸のような教会。

某マンガ家「楳○か○お」さん邸のような教会。

いつも利用する「ホテル・オペラ」からの眺め。

旧市街地にある伝統的なこのホテルはサービスも満点!

旧市街地にある伝統的なこのホテルはサービスも満点!

 

可愛らしい外観!

可愛らしい外観!

ちょっとした雰囲気でも、凄く絵になる空間。

Instagramで気軽にコメントをくれるホテルスタッフ!

Instagramで気軽にコメントをくれるホテルスタッフ!

こんなに良いことだらけのコロンビアだが、やはり麻薬犯罪が多いことは国が抱える大問題。なので、それが普通の一般外国人にまで影響する。

 

その影響はやはり女王が大嫌いな空港で受けるのだ。

飛行機に乗る直前まで何度も繰り返される荷物チェックは当たり前。

普通は搭乗ゲートに入ってしまえば荷物検査はないのに、ギリギリまでチェック、チェック。チェック・・・。

怪しい人物からブツを預かってないか疑っているからだ。

 

一度こういうことがあった。

女王のスーツケースの方がX線に引っかかり、呼び出される。

係員が真剣な顔をして言う。

 

「コカイン持ってるだろ!?」

 

いやいや、あり得ないし…。と言っても、真顔で

 

「粉が入ってる。」   

 

と…。

 

ヒョエーーー\(◎o◎)/ 持ってないし!!!

 

しかしそんな抵抗も虚しく、その場(屋外)でスーツケースを全開に。

「コカイン持ってるだろ!」と決めつけられたように言われたからには、さすがの女王もセーシェルの時のようにブチ切れる訳にもいかず素直に従う。(セーシェルでの出来事⇒https://fanfunfukuoka.com/travel/17311/

 

と言うよりかは、あの係員の確信に満ち溢れた顔を見ると

「もしかして、誰かに入れられた?知らぬ間に預かっていた?」

という気にさえなる。

「知らぬ間に運び屋」って話もよく聞くし。

そして、スーツケースを開けた途端にその原因が分かった。

開けた瞬間に、プゥ~ン漂う素敵な香り、香ばしい香り…

いつまでも浸っていたい、大好きな香り…

 

そう!!!

それは、本場のコロンビア・コーヒー。

 

コロンビアの大学近くの国営カフェで美味しいと勧められた大量のコロンビアコーヒー。

 

だった。なので、女王は

 

「ほ~ら、粉ってこれの事でしょう!ただのコーヒーじゃん!」

 

と得意げに鼻を膨らませた次の瞬間、目を疑った!

 

得意げな女王に目もくれない係員がコーヒーの袋にカッターナイフを差し込み、スーッと切れ目を入れているではないか!

しかも、全部の袋に。

そして、粉が散らかろうと気にもせずに、コーヒーの中に手を突っ込んでいる。

 

ここはさすがにブチ切れた。

「あなたは一体何をしてるの!!!???」

「よくコーヒーの中にブツが隠されているんだ。」

「そう。それで、その切り刻んだ袋はどうしてくれるの!?」

「こいつで止めてくれぃ!」

とテープを渡された。しかも、事務用で使うような普通のセロテープ…。

その時点で怒る気も失せた女王…

切り刻まれたコーヒー袋にセロテープを貼る女王に係員が更に言う。

 

「それが済んだら、こっちに来てこの書類にサインをくれ。サインをしたら控えをやる。コーヒーは麻薬密輸になる格好の商材だが、この証明書があるとこのコーヒーは問題なかったという証明になるから。他の南米都市にまだ行くならちゃんとパスポートと一緒に所持しておけよ。手間かけて悪かったな。」

 

ここまで聞いて、やっと理解が出来た。

コーヒーを大量に購入した女王が悪かったのだと。

 

それから何度かコロンビアに行く機会があったが、これに懲りてコロンビアでは

コーヒーを買うことは断念した。

そうすると、同じような目に遭うことは一度もない。

たまたま、あの時が厳しかったのか、いつもそうなのか分からないが基本ビビリな女王はとにかく「コロンビア・コーヒーは現地で楽しめ♪」が教訓となったのだ。

 

コロンビアには日本人もたくさん住んでいる。

日本人が経営する本当においしい日本食レストランもたくさんある。

コロンビアで出会った元新聞記者である日本人が言っていた。

「コロンビアは確かに治安には問題があるが、他の南米諸国とは違う空気感がある。それがこの国の魅力。自分を受け入れてくれたのはコロンビアだけ。」だと。

その元記者は様々な経験を乗り越え、一人になっても日本に帰らずコロンビアで生きると覚悟を決めた。

彼が教会でひざまずいて、胸に十字を切り、深い祈りを捧げていた姿は今でも忘れられない。

彼が言うように、コロンビアの魅力を仕事ではなく、いつかプライベートで再訪し感じる事が出来たら…と願う。

 

最後に、Yahooニュースでこういう記事を見た。

「コロンビアのメディア、ゲリラ組織と政府の和平合意『歴史的』と報道 キューバのカストロ議長も署名に立ち会う」
※記事→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150924-00000550-san-s_ame

果たしてこの合意がスムーズに行くのかは分からないが、半世紀に及ぶ内戦が一日でも早く終わることを祈る。

国立図書館の屋上にある「ハートを背負った紳士。」大好きな光景。この国の「愛」を感じるのだ。

国立図書館の屋上にある「ハートを背負った紳士。」大好きな光景。この国の「愛」を感じるのだ。

 

※情報は2015.9.25時点のものです

珍国の女王

【珍国→珍しい国→日常ではあまり耳にすることのない国】

縁あって100ヶ国以上の国や地域を訪問させて頂いております。 なぜ、自分で女王と言ってるかというと、西ヨーロッパ諸国を訪問した時に 立て続けに現地の人に、どこかの女王に似てると言われて有頂天になってるから。 どこの国の女王かは不明だけど。 特技は、どんな地域にでも雨を降らせて、虹を架けること。 究極の雨女です!

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