【のぼろ便り】由布院盆地を見下ろす抜群の眺望!福万山へ!

地味で無名な存在ながら、由布院盆地を見下ろす抜群の眺望とその縁起良い名前に隠れファンが多い、福万山に行ってきました。当初は春うららの草原ハイキングでキスミレ探しでも、と企画した山行でしたが、なんと途中の高速から見えた高い山々の頂上周辺は霧氷と雪で真っ白。

あれーと思いながら着いた登山口では、冷たいアラレが降り、予想外の雪山登山となった次第です。

それにしても、登ってみるとなかなか味のある山でした。最初は草原歩きから始まり、次に自然林の樹林帯。さらに間伐され明るい杉林は薄っすら雪化粧し、幻想的な雰囲気です。

沢を渡るとまるで公園のような造形美をみせる自然林、その後は広大な草の斜面をジグザグで登り詰め頂上に至る尾根道に出ました。

振り返ればはるかに雪をかぶったくじゅう連山が見えます。尾根をはさみ北西斜面は霧氷、反対側には白い花を咲かせたアセビの薄緑。近寄って見たアセビの花には水滴が凍った雨氷-。冬と春が同居したこの季節ならではの光景に、みなしばし見とれていました。

岩の多い頂上からは由布岳と由布院盆地が一望。さらに反対側に目を転じれば、眼下に広がるのは広大な自衛隊日出生台演習場です。大砲の音が時々聞こえてはいましたが、まずこの山以外からは一望するのはむずかしい実際の演習場を目の当たりにし、その広さにあらためて驚きました。

下りはスズタケのヤブにやや難渋しながらも、あっという間に登山口へ。その後は、コバルトブルーの庄屋の湯で体を癒し、さらに湯布院は初めて!というKさんにこの際湯布院の真髄部分をと、金鱗湖見学。ほとりにある天井桟敷でおいしいコーヒーとなかなか手に入らない、まきのやのパンのセットを食べながら、ゆったりとした時間を過ごしました。

平地より気温の低い湯布院は桜が満開。花と雪を一度に楽しめた今回の山行を、夕暮れに染まる盆地の桜模様が美しく締めくくってくれました。

それにしても、今回の主役は最初から最後までKさん。頂上から登ってくる人たちに手を振りながら「こんにちはー」と大声で呼びかけ、「元気がいいねえ」と年配の女性たちからにこやかにあいさつを返されていました。山登り2回目ながら、登りっぷりもなかなかでした。

早春の一日の印象深い登山。やはり山は良いですねえ。みなさんまたご一緒しましょう。

※情報は2014.4.10時点のものです

福万山

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