イントロダクション:ステップメールとは?
ステップメールとは、ユーザーの登録日や特定の条件に基づき、あらかじめ設定した内容のメールを自動で配信するシステムのことです。この機能により、ユーザーに対してタイムリーかつ適切な情報を提供することが可能になります。
これにより、ユーザーへタイムリーな情報提供が可能となり、マーケティングや顧客サポートの効率を大幅に向上させることができます。
引用元: MyASP マニュアルサイト
ステップメールの主な用途
- 商品・サービスの案内:新規登録ユーザーへのウェルカムメールや、特定の商品購入後のフォローアップメール
- 教育・情報提供:チュートリアルやレッスンメールを段階的に配信
- イベント・セミナーのリマインド:参加登録者へ事前案内やリマインダーを送信
- 顧客関係構築:長期的なフォローアップを通じて関係性を強化
ステップメールを適切に活用することで、ターゲットユーザーのエンゲージメントを向上させ、コンバージョン率の最大化につなげることができます。
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無料シナリオのステップメール設定と活用
無料シナリオは、通常のメルマガや無料オファー、パートナー管理用シナリオなど、課金なしのサービスを運用する際に活用されるステップメールです。これらのシナリオでは、ユーザー登録時やシナリオの進行に応じたメールを自動配信できます。
無料シナリオの主な種類
各タイミングでのステップメール設定
本登録完了時
ユーザーが登録フォームから申し込んだ際に、自動で配信予約されるステップメールです。サンキューメールを設定し、登録完了の確認と次のステップを案内します。
本登録中
登録フォームから登録されたユーザーに配信されるステップメールです。コンテンツ案内やリマインドメールを活用し、ユーザーの関心を維持できます。
配信解除時
メール内の解除リンクから配信解除が行われた際に送信される通知メールです。登録解除の確認メールを設定し、スムーズな離脱をサポートします。
適切なステップメールを設定することで、無料シナリオを効果的に運用し、ユーザーとの関係を維持・発展させることができます。
有料商品販売用シナリオのステップメール運用
有料商品販売用のシナリオでは、ユーザーの申込・決済状況に応じたステップメールを設定し、適切なタイミングで情報を提供することができます。
有料商品販売用シナリオの主な種類
- 単一商品:個別の商品やサービスを販売
- ショッピングカート:複数商品を同時購入
- サブスクリプション:定期継続型の課金モデル
各タイミングでのステップメール設定
申込時(支払前)
ユーザーが申し込んだ時点で配信されるステップメールです。未払いユーザーへ振込先情報や決済案内を送信することで、スムーズな支払完了を促します。
本登録完了時
初回決済が完了し、受領状態が「受領済み」となった際に配信予約されるステップメールです。支払い完了の確認メール(サンキューメール)を送信し、ユーザーとの関係を強化します。
月額課金更新時
継続課金ユーザーに、次回決済完了の通知や更新案内メールを配信することで、課金状況の透明性を確保します。
月毎通知
未払いユーザーへの請求メールや、有効期限切れの通知メールを適切なタイミングで配信し、支払漏れを防ぎます。
有料商品販売用のシナリオにステップメールを適切に設定することで、スムーズな決済フローと顧客満足度の向上を実現できます。
決済関連のステップメールと配信タイミング
決済関連のステップメールは、ユーザーの支払状況に応じて送信されるメールで、支払い完了の通知や課金失敗時の対応など、重要な情報を提供します。
決済完了時のステップメール
- 本登録完了時:初回決済完了後に配信されるメールで、支払い完了の確認とサービス開始のお知らせを送信
- 月額課金更新時:定期決済の完了時に送信され、次回の課金情報を案内
- 月毎通知:決済完了時の情報を毎月配信し、契約更新の確認を行う
課金失敗時の対応メール
決済が失敗した場合は、ユーザーへ適切な対応を促すために、以下のステップメールを活用します。
- 課金失敗時:決済代行業者から通知を受け、クレジットカードの情報変更URLを案内
- 定期支払キャンセル時:ユーザーが定期決済を停止した際に、その完了通知を送信
決済関連のステップメールの活用ポイント
ユーザーに明確な支払状況を伝え、未払いの問題を防ぐためには、適切な配信タイミングの設定が重要です。また、決済失敗時のリカバリー手順を明確に記載することで、顧客対応の効率化につながります。
その他のステップメールの種類と活用方法
運用方法によって、基本のステップメール以外にも、より柔軟に設定できる種類が存在します。以下のステップメールを活用することで、より細かいユーザー対応が可能になります。
仮登録時のステップメール
ダブルオプトイン認証方式を利用している場合、ユーザーは仮登録状態となります。仮登録時に配信されるステップメールでは、お申込みのお礼と本登録を促すメールを送信し、適切な案内を行います。
シナリオポイント達成時のステップメール
特定のアクションや条件に応じて、ユーザーのポイントが一定数に達成した際に配信されるステップメールです。ポイント交換フォームの案内などを含めることで、ユーザーの参加率を高めることができます。
決済代行業者関連のステップメール
- 課金失敗時:決済が失敗した際にユーザーへ通知し、必要な対応を促します。
- 定期支払キャンセル時:ユーザーが定期決済を停止した際に、キャンセル完了の通知を送信します。
ステップメールの作成・編集方法
ステップメールを作成・編集するには、事前にシナリオを作成する必要があります。
ステップメールの作成・編集は、シナリオ管理メニューの「自動返信・ステップ管理」から簡単に行うことができます。適切な設定を行うことで、ユーザーに最適な情報を届けることが可能になります。

実際に使用した時の画像を使って、分かりやすく解説しています
ステップメールの作成手順について解説
自動返信・ステップ管理にアクセス
シナリオ管理メニューの「自動返信・ステップ管理」をクリックして移動します。


ステップメール配信の新規追加
ステップメールの配信のタイミングを選択し、「新規追加」ボタンをクリックします。


ユーザーに送信するメール内容を作成
メールの件名・本文を入力して、ユーザーに送信するメール内容を作成。


配信スケジュールを設定
- ステップメールグループ
- 新規登録者に向けてウェルカムメールを送る場合は、「新規登録グループ」として設定するなどの活用ができます。
- 初期状態
- ※ユーザー登録時に自動でステップメールを有効にするか、または、一時停止状態にしておいて後から手動で開始するかを選択可能です。
- 配信時期
- 登録から 指定した期間(時間/日)後に配信 が可能。設定値に応じて、登録直後や特定の日付に配信タイミングを調整できます。
- 配信条件
- ※特定の条件を満たした人にだけ配信可能。条件を細かく設定し、ターゲットに合った内容を届けることができます。
- AND条件
- 条件を複数設定して細かなターゲティングが可能。


既存のユーザーへの配信登録オプション
作成・編集したステップメールを既存ユーザーに配信登録するか、しないかを設定します。
※初期値では、既存ユーザーにはステップメールが配信登録されない設定になっています。


保存して完了
設定を確認し、「保存する」をクリックするとステップメールが一覧に追加されます。


ステップメールの編集方法
既存のステップメールを編集する場合は、件名をクリックするか、右側の「…」ボタンから「編集」を選択します。


メールの詳細設定
- 宛先情報:差出人名や送信元のメールアドレスの設定
- 配信条件:特定の条件を満たすユーザーにのみ送信
- 通知設定:販売者やパートナーに通知メールを送る
- 添付ファイル:必要に応じて資料や画像を添付
ステップメールを適切に設定・編集することで、効果的なコミュニケーションを実現できます。
ステップメールの詳細設定とオプション
ステップメールをより細かく設定することで、ユーザーの行動に応じた最適な情報提供が可能になります。ここでは、通知設定や配信条件のカスタマイズ方法を紹介します。
通知設定
販売者やパートナーへステップメールの配信状況を通知するための設定を行うことができます。
- 通知メールの送信:販売者宛に通知メールを送信し、配信状況を把握できます。
- Chatwork通知:「スタンダードプラン」以上で販売者にChatwork通知を送信します。
- パートナーへの通知:「スタンダードプラン」以上でパートナーにメール通知を送ります。


その他のオプション設定
- バックナンバー公開:配信済みステップメールをWeb上で公開します。
- クリック分析:短縮URLを使用してクリック率を測定できます。


- 配信後のコマンド:配信完了後に実行する処理を設定します。


詳細設定を活用することで、ステップメールの運用をより効果的にし、ターゲットユーザーに合わせた最適な情報提供が可能になります。
まとめ:ステップメールを最大限活用するために
ステップメールは、ユーザーとの関係構築、購買促進、情報提供において非常に効果的なツールです。本記事を通じて、無料シナリオ・有料シナリオ・決済関連・その他のステップメールの種類、作成・編集・テスト方法、詳細設定とオプションについて解説しました。
ステップメール活用のポイント
- 目的に合ったシナリオの選定:無料メルマガ、課金型シナリオ、決済通知など、用途に応じて適切なシナリオを選ぶ
- 正しいタイミングでの配信:登録時・決済完了時・イベント前後など、適切なタイミングを設定する
- ユーザー視点での内容設計:配信内容がわかりやすく、ユーザーにとって価値ある情報になるよう工夫する
- テスト配信で精度向上:誤った情報やタイミングミスを防ぐため、事前のテスト配信を行う
- 詳細設定を活用:配信条件・通知オプション・クリック分析などを活用し、運用の最適化を図る
ステップメールの今後の活用
適切な戦略をもってステップメールを運用することで、マーケティング施策の効果を最大化し、ユーザーとの関係を強化することができます。ぜひ本記事の内容を参考に、ステップメールを活用してみてください。
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